「診断に当てはまらないところもあるけれど、自分はHSPなのかな」と疑問を抱えている方へ。
HSP気質は4つの種類に分類でき、それぞれ性質が異なっているため悩むのも無理はありません。
この記事ではHSP気質を持つわたしが、HSPの4タイプと自分の心を癒す方法を紹介します。
この記事を読むと、タイプごとの性質と気をつける点がわかりますよ。
ぜひ最後までお読みいただき、心地よい生活を送るための一歩を踏み出してみてください。
HSPには4種類の型がある
ひとえにHSPといっても、実はそのなかでも4つの種類に分けられます。
「HSPは繊細な人で、ひとりでいるのが好き」とのイメージがあるかもしれませんが、刺激を求める外交的な面を持つ人もいるのです。
HSPは以下のように4種類に分けられます。
- 非HSS型HSP(内向的HSP)
- 非HSS型HSE(外向的HSP)
- HSS型HSP(刺激追求型内向的HSP)
- HSS型HSE(刺激追求型外向的HSP)
活動的に見えてHSPではないと思われるような人でも、実は隠れHSPで密かに悩みを抱えているケースもあるのです。
4つ型それぞれの特徴と注意したいことを解説
ここからは、それぞれの特徴を紹介します。
HSP(内向的HSP)
他のタイプと比べて内向的で、刺激に敏感に反応するのが「内向的HSP」です。
HSPの人口の12パーセントの人が内向的HSPに当てはまります。
リスクは好まず繊細で内気、ひとりでいる時間を楽で楽しいと思っています。
何事も深く考えるのがよいところでもあり、逆に考えすぎて疲れてしまうシーンも。
変化が速い環境にストレスを感じてしまうタイプであるため、スピードを求められすぎる仕事は避けたほうがよいかもしれません。
一方で物事を深く考えるのは得意であり、事務職やエンジニアでその力を発揮できるでしょう。
わたしはこちらのタイプです!
わたしがしている対策を後ほど紹介しますので、ぜひお読みください。
HSE(外向的HSP)
繊細ながら外向的な面を持つ、外向的HSP。
外向的HSPの割合は人口の約2パーセントです。
他の人と話したり協力したりといった活動を好みますが、他者のささいな言動に深く落ち込んでしまうときもあります。
好奇心はあまり高くないため、新しい物事を次々始めたり、大きなリスクをとったりするのを好みません。
人と関わったり、協力したりするのが好きなため、ひとりで黙々とやるよりかは、人と関わりながらやりがいを感じられる環境に身を置くのがよいでしょう。
一方で刺激には弱いため、関わるなかでとても苦手だと感じる人がいたり、違和感を覚える環境であったりする場合、うまく避けて通るのがよいといえます。
HSS型HSP(刺激追求型内向的HSP)
高い好奇心を持ち行動力がありますが、外交的ではないのがHSS型HSPタイプ。
人口の約2パーセントの人がHSS型HSPにあたります。
新しい物事に触れたり挑戦したりする好奇心にあふれている一方、刺激に弱く、疲れてしまうときもしばしばあるでしょう。
冷静であらゆる物事に難なく挑戦しているように見えるかもしれませんが、内面は小さなミスに落ち込み、傷ついている場合があります。
楽しんでいたはずなのに疲れてしまう自分に、もどかしさを感じてしまうときもあるかもしれません。
好奇心のまま行動するとキャパオーバーになってしまう可能性があります。
そのため、自分を観察してほどよい行動量を把握し、静かなところで休息する時間を意識的にとるとよいでしょう。
HSS型HSE(刺激追求型外向的HSP)
HSPのなかでも最も好奇心旺盛で活動的なのが、HSS型HSEです。
人口の約4パーセントを占めます。
マルチタスクが得意で組織のリーダー的存在にもなれるため、周りからはエネルギッシュに見えます。ですが心のなかでは傷ついており、本人んはギャップに悩んでしまうときもあるのです。
同じことを淡々とこなしたり、ひとりでいるのをつまらないと感じてしまうのが、このタイプ。
そのため、人と関われる仕事や環境に身を置くのがよいでしょう。
一方で共感性も持ち合わせているため、異なる考えに同調しすぎて自らを振り回してしまわないように注意が必要です。
非HSS型HSPであるわたしがしている、心が和らぐ方法
ここからは非HSS型HSPであるわたしがしている、心を和らげる方法を5つ紹介します。
方法1.疲れたときはひとりの時間を作る
HSPは共感性が高く、よく気が付くため、人がたくさんいる場所では情報量が多くて疲れてしまうケースが多いもの。
疲れたときは問題ない程度に、ひとりの時間を作るようにしています。
わたしは仕事がある日はお昼時間をひとりで過ごして、ぼーっとしています。
お店でかかる音楽を楽しんだり、公園で揺れる木の葉を見るのは癒やしです♪
静かな空間で充電することで、活動するためのエネルギーが湧いてきます。
参考>>職場でお昼にひとりになりたいと思うのは普通!ひとりになる方法と立ち回りを紹介
方法2.苦手な空間から意識をそらす
音や強い光、人混みが苦手な、HSP。
苦手な状況に身を置き続けたら消耗してしまうため、なるべく意識をそらすことをおすすめします。
例えばわたしの場合、電車が混み合ってきたら目をつむりAudibleを聴いて「いま自分は森林のなかにいるのだ」と想像します。
Audibleから流れる語りの音が落ち着くんですよね♪
苦手な状況にいるのを過度に感じなくてすむため、精神の消耗を防げますよ。
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方法3.感情を外側へ出す
HSPは共感性が高いぶん、自分の気持ちを見失ってしまうときがあります。
あまり他者を優先しすぎると、自分の気持ちを出せずにストレスが溜まってしまうケースも。
noteやブログといったテキストで、感情を外に出すのがおすすめです。
短文がよい方はX(旧Twitter)でもよきですね◎
自分のいまここにある感情と向き合うと、自分を理解でき、好きなことや苦手なことがはっきりします。
方法4.自然や芸術に触れる
物事をじっくり味わう性質がある、HSP。
ささいなことでも大きな感動を得られるため、ゆっくり自然や芸術に触れ、穏やかなひとときを過ごすとよいでしょう。
わたしは以下のようにリフレッシュしています。
- 公園でぼーっとする
- 電車の広告を見てぼーっとする
- 美術館でゆっくり作品を眺める
じんわりと感じとった感情がしばらく心に残り、幸せな気持ちで過ごせます。
方法5.動物と触れ合う
感覚が敏感なHSP。触覚からも、たくさんの情報を受け取ります。
触り心地のよいものに癒されるため、たまには動物と触れ合うのもおすすめです。
わたしはうさぎやモルモットといった、もふもふした生き物をなでる時間が至福です……♪
あざらしは?
不安をしずめる神経伝達物質であるセロトニンが分泌され、心が安らぎます。
HSPを変えようとしなくてよし。気質と相性のよい環境へ身を置こう
HSPにも4つの型があり、すべてが同じ性質であるとは限りません。
そのため、HSP同士でも必ずしも意見が一致するとは限らないものです。
まずは自分の性質を知り、向いていること・そうでないことを把握したうえで仕事やプライベートでの行動を選択しましょう。
心地よい毎日になることを願っております!
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